Darkroom Door

自家現像やってみたい!だけど、近くにワークショップもレンタル暗室も見つからない!そんな人の為に作った情報サイトです。

2020年09月

モノクロ写真を撮っていると、一度や二度は「森山大道」や「中平卓馬」という名前を見ることがあると思います。異様にざらついた粒子と高すぎるコントラスト、それに殆どノーファインダーで撮られたような不安定な構図が特徴的で、アレ・ブレ・ボケと言われる非常に印象的な作品が多いです。

自家現像を続けていると、時には王道の”諧調豊かなモノクロの世界”に新鮮さを感じられなくなることもあるかと思います。そんな時には、敢えて邪道な手法を楽しむのも良いでしょう。そこで今回は森山大道に代表される現像方法、「高温現像」に挑戦していきます。狙いは高コントラスト、そしてザラザラの粒子感です!続きを読む

自家現像をしていると一度は「静止現像」という言葉を耳にします。通常の希釈割合の4~8倍程度に薄めた現像液をつかい、最初だけ攪拌した後、1~2時間静止した状態にしておく現像方法です。
多くの紹介サイトでは概ねこのように語られています。

「現像液はフィルム表面で停滞し、疲労しても入れ替わることがないハイライト部の現像は抑制され、疲労するまで反応が行われるシャドー部はより促進された現像結果となる。相対的にハイライト部は抑制、シャドー部は促進の効果があり、ラティチュードが向上する。(補正効果)」

「ミクロな観点では、ハイライト部とシャドー部が接する境界部分において、シャドー側の新鮮な現像液が疲労したハイライト側の現像液の方に流れ込むことで、境界部のシャドー側の現像はより少なくなり暗くなる、またハイライト側の現像はより多くなり明るくなる。結果としてシャープネスが向上する。」

しかしながら、これほど便利で優秀な現像方法はいまだにメーカー指定されることはありません。何かしらの欠点があるのでしょうか?実際に作例を作って検証してみたいと思います。続きを読む

このページのトップヘ